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3月26日(昭和20年) 米軍慶良間諸島に上陸 、 3月26日(昭和20年) 硫黄島守備隊玉砕

3月26日(昭和20年) 米軍慶良間諸島に上陸

米軍は沖縄本島への上陸に先立ち、那覇の西25キロの沖合にある慶良間諸島に上陸した。

大小の島々に囲まれた穏やかな内海を泊地として利用するのが目的であった。

日本軍は山がちなこれらの島々に米軍が上陸するとは予想せず、座間味・阿嘉・渡嘉敷島に、モーターボートに爆弾を装備し敵艦に体当たりするという特攻挺部隊(海上挺進第1~3戦隊300隻)を配備していた。

これら部隊は、米軍の沖縄本島上陸の際敵船団に突入する予定だったが、その前に全滅してしまった。



3月26日(昭和20年) 硫黄島守備隊玉砕

2月19日、米軍は南海岸から上陸を開始。日本軍陣地は米軍による事前の砲爆撃に対して、水際に配置したトーチカ陣地にはそれなりの損害が出たが、それ以外はほぼ無事で米軍の上陸を迎えた。

米軍の上陸第一波が内陸へ前進を始めると、今まで沈黙を守っていた日本軍の砲火が一斉に火ぶたを切った。
秒刻みで次々と上陸しごった返している揚陸地点に日本軍の砲火が集中、米軍にとって地獄絵のような状況になる。

この日を皮切りに、1カ月以上にわたる文字通り寸土を争う日米軍の戦いが始まった。

栗林中将は島を東・西・南・北・中・摺鉢山の6つの地区に分けていた。

日本軍陣地は巧みに偽装された陣地が地下坑道で結ばれており、地上においてもお互いに支援し合え十字砲火を形成できるように構築されており、米軍はそれら無数の日本軍陣地を一つ一つ潰していく以外に方法がなかった。

また米軍は過去の戦例から、日本軍は夜になると必ず大兵力で突撃してくるものと信じ、それを阻止することで日本軍の戦力を大きく削ぐことができると考えていたが、その期待は裏切られた。

しかし、兵力・火力とも圧倒的な米軍は少しずつ日本軍陣地に浸透、23日午前中には摺鉢山が陥落した。

こうしてその後は北部台地での戦いとなるが、日本軍の主力はここにあったのである。

まず米軍は、島中央部に位置する元山飛行場周辺の攻略にあたる。
その北部を西地区隊、南部を南地区隊が守備していた。

特に南地区隊は混成第2旅団長千田貞季少将指揮のもと、米軍の上陸地点の近くにありながら玉名山を中心にして激しい抵抗を続けた。

しかし、西地区隊の拠点である大阪山が3月2日に陥落。8日には千田少将も最後の突撃を行い、玉名山での組織的抵抗は終わる。
同じ頃、東地区隊もほぼ壊滅。

これで残すは、兵団司令部のある北地区隊だけとなる。
その拠点である天山地区の守備隊も13日までには全滅し、16日栗林中将は、大本営に訣別電報を打っている。

しかし玉砕突撃を認めない栗林中将はチャンスをうかがい続け、こうして3月26日、米軍の油断をついて最後の突撃が行われた。
これに従ったのは、「ルーズベルトに与ふる書」を残した海軍第27航空戦隊司令官市丸利之助少将、第145連隊長池田増男大佐以下約400名であった。

こうして硫黄島における戦闘は終了したのであるが、生存者の証言から、なお相当数の日本軍将兵が地下坑道内に生き残っていたらしい。
その数、最大推定1万名とも言われる。

それら生き残り将兵は米軍の降伏勧告に応ぜず、ある者は壕ごと爆薬により吹き飛ばされ、ある者はガソリンを流し込まれて焼死し、またある者は出入り口をふさがれて餓死していった。

硫黄島戦における、米軍の戦死傷者約28000名。

太平洋戦争において、日本軍のそれを上回った唯一の戦場となった。

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