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映画 「連合艦隊司令長官 山本五十六」 のご紹介

映画「連合艦隊」同様、この映画も、三国同盟締結に向け苦悩する海軍上層部の様子から始まります。
アメリカの底力を熟知する山本長官の対米戦争反対の姿勢。
しかしながら立場上開戦となった場合に、早期戦争終結のための作戦として、真珠湾奇襲攻撃の立案・実行へとストーリーは続きます。
並行して、空母「赤城」の搭乗員たちの訓練の様子等も描かれています。
その後のミッドウエー海戦では、魚雷から陸用爆弾、そしてまた魚雷へと兵装転換される様子、緊迫した雰囲気の司令部の様子等が描かれています。
これは余談ですが、その場に居合わせ、戦後も生き残った司令部要員の方が語っておられたのですが、実際の司令部の様子はいとものんびりとしていたそうです。
そして、ガダルカナルをめぐる消耗戦。ここでは、陸軍の様子も一定描かれています。
南太平洋海戦では、元「赤城」の搭乗員たちが次々に戦死していく様子により、熟練搭乗員たちが急速に失われていく状況を演出しています。
ガダルカナル撤退からイ号作戦へ。そして、山本長官の死で映画は終わります。
今からもう半世紀近く前の映画ですので、現代からみると稚拙な映像もあります。
しかし、現在でも十分に鑑賞出来る、海軍を中心に描いた戦争映画の元祖的な作品だと思います。

(最後に常々思うことがあります。南太平洋海戦の後のことなのですが、この時点で米海軍は、使用可能な空母が皆無となります。
それに対して日本海軍は、「瑞鶴」・「隼鷹」を無傷で保有していました。ガダルカナルの形勢を挽回する千載一遇のチャンスであったと考えます。
一般に人員・機材の不足が深刻であったといわれますが、二空母に搭載する程度の機材は難なく調達できたでしょう。
パイロットにしても「瑞鳳」・「翔鶴」の搭乗員の生き残りや、機関に故障を起こして南太平洋海戦に参加できなかった「飛鷹」の搭乗員もいたはずです。
連合艦隊司令部がその気になれば、何とでもなったと思います。
一説に燃料が不足していたとも聞いたことがありますが、にわかに信じ難いですし、それがもし事実なら、それこそ兵站というものを軽視した海軍(陸軍はもっとそうですが)の大失態だと思います。
珊瑚海海戦で損傷した「ヨークタウン」を一ヶ月も経たないミッドウエー海戦に参加させ、この時も中破した「エンタープライズ」を半月後には戦場復帰させている米海軍に比べ、あまりにも日本海軍の復元力のなさを感じます。これも、国力の差ということなのでしょうか・・・。皆さんはどう思われますか。)

(奈良県在住 50代 男性)
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