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映画 「男たちの大和/YAMATO」 のご紹介

以前ご紹介したのですが、レビューを追加したので更新いたしました。

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「大和」の乗組員で中村獅童扮する元下士官を育ての親に持つ女性が、仲代達也扮する当時の父親の部下と偶然に出会い、「大和」沈没の日から60年目の日に沈没海域へ向かう間に、仲代達也が当時を回想するという形でストーリーが展開します。

 戦争映画であると同時に、戦争に参加した当時の青年たちのヒューマンドラマ的な要素も強いです。
「大和」を色々な角度から描写し、細部まで精密に再現しています。
艦橋等上部構造物はCGですが、船体部分は実際の大きさのものを復元したそうです。
今も水深300メートルの海底に眠る「大和」の姿も映し出されています。
戦闘場面は当然ながら、レイテ沖海戦と坊ノ岬沖海戦になります。
戦闘シーンはCGも駆使し、大変迫力があります。
「大和」艦上での対空戦闘シーンは、ほとんど一方的な虐殺的とも言える戦いで、戦闘の実態、戦争の悲惨さを一定表現できていると思います。
沖縄への出撃前夜、ガンルーム(士官室)で長嶋一茂扮する一大尉が、海兵出身士官と学徒出身士官が自分たちの死の意味について言い争っている場で、彼らを諭すセリフが印象的です。
「日本は進歩より精神主義を重んじてきた。進歩のないものは決して勝たない。歴史がそれを証明している。敗れて目覚める。それ以外に日本が救われる道はない。今目覚めずしていつ救われる。俺たちは日本が生まれ変わるために、その魁として散る。まさに本望じゃないか。」思わずうなってしまうシーンです。
さて話は変わるのですが、日常よく思うことがあります。
旧帝国海軍を描いた戦争映画となると、どうしても「大和」が注目されがちです。
世界最大の戦艦であったこと、その最期が悲壮であったことから当然といえば当然なのですが、もちろんあの戦争で戦った軍艦は「大和」だけではありません。
例えば、戦争のほとんどあるいは全期間を戦い抜いた、空母「瑞鶴」や駆逐艦「雪風」を主人公に据えた映画があっても興味深いのではないでしょうか。
または、一つの海戦(たとえばミッドウエー海戦とか南太平洋海戦だけ)に焦点を当てた映画。
陸戦については、沖縄戦を描いた「激動の昭和史 沖縄決戦」しかないので、ガダルカナルやサイパン戦を描いた映画があっても良いのではないかとよく思います。
皆さんはいかがですか。

(奈良県在住 50代 男性)

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2005年12月17日公開の映画『男たちの大和/YAMATO』

 原作は辺見じゅん氏の『男たちの大和』であり、映画化の話は以前より持ち上がっていたものの、辺見じゅん氏は断り続けていたという。そのような中、角川春樹氏らの熱意により、映像化を決意したという。
 映画監督は『陸軍残虐物語』、『北京原人』で監督を務めた佐藤純彌氏、脚本は『柳生一族の陰謀』。
 脚本は『鉄道員』の高岩淡、音楽は『千と千尋の神隠し』、『大河の一滴』の久石譲が務め、主な出演者として反町隆史、中村獅童、松山ケンイチ、青井優、寺島しのぶといった面々が出演し、主題歌は長渕剛が歌い、話題の映画となる。その裏付けに本作は、同年の邦画興業収入一位を記録、また戦争映画ブームの火付け役となった。
 本作のストーリーは公式HP等を拝見頂ければ分かるのでは、ここでは割愛する。

 この映画は、私にとっては忘れることの出来ない、とても心に深く残る映画であった。

 昭和18年10月21日、秋雨降る明治神宮外苑に於いて、学徒出陣式が挙行され、その3か月前には「学徒戦時動員体制確立要綱」が閣議決定し、大学生は学業を中断し、戦地へ、大学高専師範学校、中等学校、国民学校高等科の生徒らは軍需工場などで勤労奉仕を行うなど戦時色は益々、色を増すこととなった。
 このような状況にも関わらず、戦況が好転することなく、我が国は敗戦に次ぐ、敗戦を続け、昭和20年には決選非常措置要綱により、国民は一丸となっての戦いを行うこととなる。
 そのような中、大本営は沖縄の窮地を救うべく、日本海軍の象徴、戦艦大和を旗艦とし、特攻作戦を実施することを立案し、同艦隊の司令官に伊藤整一中将を選任、その際の伊藤中将と連合艦隊参謀長の草鹿龍之介との問答は、あまりにも有名なものである。
 本映画は、そんな大和特攻に主に焦点を当て、その中でも戦争という過酷な運命に翻弄される、特別年少兵を題材として扱っている。
 
 この映画は、是が非とも若い青年層に拝見頂きたい映画である。現代社会を生きる若者たちが、この映画を見ることにより、これからの人生に影響を与えることは間違いないであろう。

(東京都在住 20代 男性)
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[C21] こんばんは

私も大好きな映画の一つです。細かい設定や艦内生活がきちんと描かれ、また迫力の戦闘シーンには息をのみます。

そうですね、確かに「大和」は帝国海軍の悲劇の象徴としてたくさん映画化されていますよね。そして奈良県の方のおっしゃる通り「大和」だけが大変な戦闘をしたわけでもない・・・
私は「大和」に随伴して、大破しながらも佐世保に帰りついた「涼月」をぜひ映画化してほしいです。
光人社文庫の「特攻大和艦隊 阿部三郎著」には沖縄特攻に行った大和以下の各艦の戦いが書かれていますが「涼月」のそれは大変壮絶です。
「大和」を支えた第二艦隊の艦にも思いを致したいと考えます。
あと・・・私としては二航戦の「山口多聞」少将も映画化してほしい・・・ですね。

戦史検定の二回目が決まりましたね。私はあせりすぎて8月からの申し込みを「6月」と読み違えていました(恥)。
さあ、今日から勉強始めます。

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