初級推薦図書についてご質問をよくいただくので、改めてご紹介します。この本は入門書としておすすめです。私もざっと「あの戦いって、どういった戦いだったっけ」とかいうときの概要を調べるときに使っています。お値段も手ごろで、辞書的存在です。ここから段々専門書へ旅立っていくとよいと思います。図解 太平洋戦争 (歴史がおもしろいシリーズ!)西東社発売日:2010-07ブクログでレビューを見る»戦史の入門書!まずはこ...
※購入ご希望の方はこちら。戦争では常に死の危険や怪我をする可能性があることは太古の昔から知られていることである。我々、現代人の多くは戦史について詳しくても、その裏で医学の発展について良く理解している人間は皆無ではなかろうか。本書では、その決して有名とはいえない軍医学の発展について述べている。 私が軍医という存在について思い考えた時に脳裏に浮かぶのは、祖父の存在である。祖父は戦時中、中国大陸に在り、軍...
硫黄島 栗林中将の最期 (文春新書)梯 久美子文藝春秋発売日:2010-07-20ブクログでレビューを見る» 本書は、筆者の話題作「散るぞ悲しき」の完結篇、並びに、番外篇とも言へる多彩な力作五篇からなってゐる。どれも甲乙つけ難い作品ばかりであり、それぞれに籠められた意図によって作品が立ってゐると言っていいと思ふ。 ドキュメント1は、栗林忠道中将の最期をめぐる異説に対する論証の作品である。中将の最期を見届けた...
女ひとり玉砕の島を行く笹 幸恵文藝春秋発売日:2007-05ブクログでレビューを見る» この本を読んでいかに自分が何も知らないかを痛感させられた。ガダルカナル、ツラギ、ブーゲンビル、タラワ、マキン、硫黄島・・・。名前こそ知ってはいても、その場で凄惨な戦闘が行われて多くの日本兵が玉砕したと言うことは知ってはいても、そのすさまじさとか、あるいは兵士たちの思いまでは知らなかった。そしてその地に置かれた慰霊...
南の島に雪が降る (知恵の森文庫)加東 大介光文社発売日:2004-08ブクログでレビューを見る»舞台は昭和18(1943)年~昭和20(1945)年、大東亜戦争の時期です。 著者の加東さんは、陸軍衛生兵として、ニューギニア戦線に赴き、当時有名な歌舞伎役者だった特性を活かし、兵隊を慰めるために、現地で個性派ぞろいの劇団を作ります。 ある日、雪の降る芝居を演じることになり、紙を細かく切った雪を降らして、...