2月27~28日(昭和17年) スラバヤ沖海戦東部ジャワ攻略の輸送船団を護衛していた第5戦隊司令官高木武雄少将指揮の重巡2軽巡2駆逐艦14と、これを阻止しようとするオランダ海軍ドールマン少将指揮の連合国(米・英・蘭・濠)艦隊重巡2軽巡3駆逐艦9が、27日夕方から28日深夜にかけて4度にわたり交戦。太平洋戦争最初の大規模な水上艦同士の戦闘となった。この海戦で連合国艦隊は蘭軽巡「デ・ロイテル」・「ジャワ」と駆逐艦2...
2月23日(昭和19年) ブラウン(エニウエトク)環礁の日本軍玉砕クエゼリン環礁を制圧した米軍は、その勢いで同じマーシャル諸島中にあるブラウン(エニウエトク)環礁に侵攻してくる。この環礁の守備についていたのは、西田祥実少将指揮の海上機動第1旅団を中心とする3600名であった。西田少将は、比較的大きな3つの島に守備隊を配置した。メリレン島に司令部を置き1500名、エニウエトク島に800名、飛行場のあるエンチャビ...
2月21日(昭和20年) 海軍第2御楯隊、硫黄島沖の米艦隊に突入木更津の香取基地を出撃した第3航空艦隊第601航空隊の第2御楯隊(彗星艦爆11機・天山艦攻6機・零戦5機)が、八丈島を中継基地とし、21日夕方硫黄島沖の米艦隊に体当たり攻撃を実施。護衛空母「ビスマルク・シー」撃沈、空母「サラトガ」・護衛空母「ルンガ・ポイント」大破、その他3隻に損傷を与える。...
2月19日(昭和20年) 米軍硫黄島に上陸硫黄島は東西8キロ南北4キロの小島であるが、マリアナ諸島と日本本土の中間に位置し、米軍にとってB29の中継基地・護衛戦闘機の発着基地として戦略上重要な島であった。19日、3日間の事前砲爆撃の後、スミス中将指揮の第5水陸両用軍団第3~5海兵師団75000名が上陸。同島を守備するのは、小笠原兵団長栗林忠道中将指揮の陸海軍21000名であった。栗林中将は従来の水際撃滅作戦をとらず、...
2月17・18日(昭和19年) 米機動部隊トラック諸島空襲スプルアンス中将指揮の機動部隊(空母9を中心とする53隻)が、中部太平洋の日本海軍の根拠地トラック諸島を空襲する。古賀峯一長官はクエゼリン環礁の失落を受け、米軍のトラック来攻を必至とみて水上部隊主力をパラオ方面へ避退させていた。17日に早朝から夕方まで九波にわたり450機、18日には早朝から三波100機が来襲。日本側の損害は軽巡「香取」・「那珂」他11隻...